2011-07-13

はぐれもののためのイエス (christian for minor)

「世間のひとの殆どは医学に任せておきなよ。残りの救われないはぐれもののためのノウハウ、なぜ体系だてる必要があるのさ。君は個々人に対応できるのだろう?はぐれた人はみな違うのだろ?」

先日、こんな会話をした気がする。
オリジナルな自分の意見のつもりだった。

とんどの人は、ほとんどの局面で多数派。ごく一部の局面でだけ、医学や法律で救われぬことがあるだろう。
では、その多数、少数の割合はと考えていたとき。
もっとも子供のときに日曜学校できいて、意味のわからなかった文が、こう理解できた。

「99匹の世間についていける羊は世間に任せておきなさい。迷った一匹のために嵐のなかを探すのだ」


……そっか、キリスト教はあまりに顕教(社会を成り立たせるための宗教)の印象がつよくて忘れていたな。

百人のうち99人を相手にしたり、これは万人のための教えだというふりをしたら。
さぞや儲かっただろうし、磔刑にも遭わなかったかもしれないね
……と思ったらこんな一節がまた思い浮かぶ。
「世界を一望してごらん、君はこの王になれるよ」
「悪魔よ去れ。世間の栄華は要らない」