く今年の春、あれは五月だったか。青空の下で本を読みながら、長らく会っていないひとを一方的に呼びつけて、くるか・こないか分からぬまま待っていた日があった。
そのときに気づいたのだと思う。すべてのイザコザ、心配を天に任せて、やってくる事態を受け容れようとするのには、このカードを心に描くと良いと。
マルセイユ版の図柄から解釈して、このカードに選択・決断といった意味をもたすことは多い。少なくともキャプションそのままに、単純に恋愛関係と考えることはしない・ありえないとは前から思っていた
が、天なるものに心を任せて現実に向かうという解釈に思い至ったのははじめてだ。今まで文献に読んだこともない。
だが78枚のカード、ことに心に対する重大な指針となるトランプ(通称大アルカナ)の中から必要なカードを探せば、それしかないだろう。
(太陽は能動的だ。影を隠して人前で笑ってみせる無垢のカード。愚者は無知であり、子供がときに残虐であり、ときに公然と下ネタを口走るように危うい)
描かれた天使はラファエル ( Raphael )
その象意は 神は癒される
( It is God who health
)
0 件のコメント:
コメントを投稿