2012-05-26

悪魔祓いの資格 ( Who license exorcist ? )

数人の雑談で、「君はエクソシストに会ったことがあるか」という話題になった。

ある人は、ヴァチカンから悪魔祓いの許可を認められた神父のうち最後の世代と語る人に会ったことがあり、生きていれば六、七十の高齢だろうと語った。

ある人は、アメリカからきた聖職者で、教会から認められた、少なくとも聖職者としてはインチキではないエクソシストに最近会った、若かったといった。

「そうですね、では悪魔を決めるのは誰でしょう」
と私は仲裁した。
「日本の神様だって、キリスト教圏からいえばデーモンです。
祓っても良い悪魔、祓う必要のない精霊を見分けるのはそれぞれの信仰です。
だからヴァチカン=カソリックと、アメリカ発祥の別のキリスト教で、ひとつの事例に対し『これは悪魔だから祓って良い』という判断は違ってもおかしくありません。
ならばカソリックが認める悪魔祓いの神父の最後の世代より若い、自分の宗派で悪魔祓いの認可を得た牧師がいてもおかしくはありませんね。
ルーテルンがエクソシストを認めるとは思いませんが、アメリカは広いし、他にもキリスト教の新しいの(=プロテスタント)は沢山ありますから」

悪魔祓いをする聖職者なんて、もしいるとしてもヴァチカンの認可だけが正しいと小説の設定を読んで思っていたが。
考えてみれば有名な映画はアメリカ産。

人は自分の信じる神さまに従い、ほかのものを悪魔と決めつけ祓うよね。
神さまの数だけ、悪魔・非悪魔の分類はある。

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