剣 = 風 = ロジック
剣3 が怖くない、という話を前に書いた。あまりに情緒的になりすぎた心は、理性で刻むことによって互いに磨かれる。
ふと今日、剣のカードの2〜9、ほとんど全て水が描かれていると思った。ウェイトがデザインしてパメラが描いた画で考えて。
河は無意識からのエネルギー
とはよく言われる。剣2 と 剣8 、最大の違いは背後の広大な海と、ぬかるんだ地面だろう。8に至って水が欠如し、地面 = 現実生活とのあいだがごちゃごちゃになった状態、易でいう 沢
かと思った。(易について調べ直していないので、これは勇み足かもしれない。)
水が描かれていないのは、4, 7 , 9 。4 と 9 は寝台の上にいて、夢 = 無意識の近くだから、これも水があると考えてよいだろう。
ところで、剣3 , 剣10 において、目を奪われる心臓や死体ではなく剣を主役と考えると、7 に於ける主役はどちらなのだろうね。
盃 = 水
直観 ( Wand ) を起点に考える人々が、最後に優しさ ( Cups ) を得るまでのものがたりではないかと空想したことがある。
いまごろになって、盃 = 水がもっとも尊いと西洋人が感じる理由に気づく。最初に形なく水面を漂えり。光あれとのたまった
だ。彼らの感性・文化では、霊性は水と共にあると決まっている。
日本語で十字を切るとき (額)主と (臍)子と (左肩)聖霊の (右肩)御名において
と切るよね。霊-マテリアル-パトス-ロゴス と対応させているようにも見える。では、英語では ?
動画をしらべた。(宙空)In the name of (額)the father, (臍)the son, (左肩)and the holy (右肩)spirit
か。一致した
7 の冒険
金貨/Disk や 棒が次にくるほど、私の思索は完成しちゃいない。
十字を切る順番が 水-地-火-風 かと思ったとき、ちかごろよく見るカード 7
がひとつの物語になった。
もともと、剣7 はプロメテウスが火を盗んだ話。あるいはグリム童話で名付け親のところから命からがら逃げ出した話などを連想させるとは思っていた。
盃7。宝にも蛇にも目をくれず、直視してはいけないが、その光だけで囚われる宿命に出会ってしまった人。
プロメテウスなり、深淵/黄泉の国から宝を持ち帰るイザナミ、オルフェを共通のはなしとみなせば、棒7 は イザナミの投げた櫛の歯や桃
, 三枚のおふだ
と見えないだろうか。見えない ? 私の妄想かもね。
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