2010-04-13

夢日記 (Good by Dalls house )

去年の五月頃から、手応えを重いと感じる夢を視るようになった。

この日記、Paradox of night by ImageGazer , 占いやオカルトの話は隔離してひっそり、だが著者を隠さずに書こうと決めてからしばらく、それらしき題材もなく停滞していたら。ひょんなきっかけから夢の話を掘り起こして書くことになって一気に進んだ。

あれから重い夢をいくつ視ただろうか。

重たいが個人的、私の周りの人々に近しすぎる内容で、書くのを控えたものもあった。忘れても良いくらい軽いから忘れる、と起きて決めたものもあった。これは憶えておくべきではないから忘れよう、と夢の中で決めた内容も、起きてから感じたものもあった。

今回は特殊。目が覚める直前の夢の中、考え事をしていたら背景が blogger.com の画面になって、すべてが平面となって張り付いたような感覚で、そのまま立体に取り残されて、夢が終わった。なんだか分からないけれど、ここに公開することに意味があるのだろう。

なにか一年がかりの大きな出来事が、次の局面を迎えようとしている気がする。実占だけでなく夢の記録も、ここに発表するのは最後かもしれない。

相棒

地下街を巡る冒険が終わろうとしている。ゲームのマップのように、連なる広大な部屋の方向感覚を上下・左右で意識している。隣には、男のパートナがいた。

ここに何度か夢の話を書き、旅を意識させるものには少なからず女性のパートナが隣にいた。実在の女性を求めろという意味か、夢の中の表象・心の機能という意味か悩んだ女性。手応えや右隣を歩く感覚でしか捉えられないフェアリィのような女性が。

男性のパートナのいる夢をみたのは初めてだ。靴磨きの組織の重要な役割らしい。この男の仕事の調査と、私が乗るべき地下鉄の駅に向かうのが一致したから、ともに行動してきた。この男とともに、語るべきでない冒険を今回もした。地下を辿りつづけ、私の乗るべき駅の商店街にはいったら、彼とは別れるだろう。また行動を共にするかもしれないが。

永遠の女性パートナと共に夢のけもの = 活力ある賢者 = フィレモン = アニムスと称されるものに会いにいく夢は何度か書いた。フィレモンのほうが同行して、ともに冒険に巻き込まれ、領域を統べる女性たちと別離を告げる夢。

人形の家

記憶を持ち帰れない深い領域、数々の部屋を巡り終え。最後にもう一度、六間で構成される人形の家 の部分を通らないと外に出ることはできない。上下に二、左右に三の部屋で構成される、飾り物で役に立たない家具に飾られた豪華な見掛けの領域を、左下から、右上に。

まず左から右へふた間移動する。真ん中の部屋は、上の部屋からドアのない通路を経て丸見えだ。通ると決める。

パートナから 何やってんだよ と批難された。もうひとつ下の部屋、深い領域を通れば見つからないのに、これでは上を経て公衆に丸見えだ。バリケードに立てた大きな樹のテーブルの陰を通ったとはいえ。

だが無事に右上の部屋につき、右中央の 人形の家 応接間からあいさつにきた女主人の後ろに、監視カメラのモニタがみえて自分が正しかったことをしる。人形の家 を構築し、女主人をここに縛りつけている恐ろしい存在に見つかっていたら大変なのだから。

ここから右の部屋にいけば領域からお別れ。最後に、上に突き出した離れの領域の住人に別れを告げよう。

女たち

離れの右下にあたる部屋から入る。上の部屋と区切るふすまを開けると。三人姉妹の次女が出てきた。

この三人姉妹、長女と 人形の家 の女主人が同一なのか、はっきりとはわからない。

次女は言った。

最初にここでお会いしたときには、殿方が怖くて、嫌いで逃げました。今回は好意をもったから、羞ずかしくておいとまします。

うれしい言葉だが、社交辞令かもしれない。追求しても意味はない。次女は、右下の部屋にある階段を上がって去っていった。

左下の部屋では、ふたりが炬燵にあたっている。ひとりは、三姉妹の従妹にあたる、ふたり姉妹の片割れ。もう一人がよくわからない。姉妹のもう片割れだと思うのだが……

このふたり姉妹と、月の夜に高校のような建物の屋上からハングライダで飛び出したな、とかすかに冒険の記憶、情景が思い浮かぶ。

あいさつを喋っている少女を、ブラの肩紐がブラウス越しにみえるのを意識しながら、どぎまぎせず、過剰にさけず、いままでそんなことができると思わなかったハグをした。

二回目の拒否のことばのさいちゅうに、彼女の右手をとり、甲に騎士の口付けをした。

いやだと三回いわないとツンデレじゃないんでしょう ということばに目をあげると、彼女の目には涙が浮かんでいた。

どんな冒険をしたのだったか考え、この部屋のもう一人をみきわめようとしたときに、背景が blogspot の壁紙になった。

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