2009-11-20

あまり象徴的ではない夢

承前

今朝みた夢に、神秘的・普遍的なところはない。個人的には重い夢だが。

迷う必要もなく解釈できたほうが、そりゃ良いに決まっている。

危機を乗り越えたから、魂の根源からの夢を観る必要もなくなったと、ユング派の医師はいうだろう。

しばらく普遍的な話を続けていたここに書くかどうか迷ったが、カードを引いた個人的な結果も記録しているのでそう変わるまい。

いかな私でも、象徴的な夢・重い夢ばかり観るわけではないという記録として並べておく。

いや、軽い夢も象徴的に解釈できるよ。たんに本人が解釈する必要を感じない程度に軽い感触だったというだけで。

前解説

今回、実は7つの舞台、9つのシーンを思い出している。

もちろん、目が醒めるに至った強い感情を伴う夢が一番鮮明だし、起きた後で夢を反芻できる、暇な生活をしていなかったらあとの6つの舞台のことなんか忘れているはずだ。

すぐに反芻すれば、これくらいの夢は思い出せるのだよ、重たい夢や象徴的な夢ばかり観るわけではないよ、という証拠に、すべて並べてみた。

重い夢の話に即座に飛びたい人はサークルにジャンプ。

電車

海と平行に、だいぶ離れて走る私鉄電車、始発駅から乗って出発したばかりの車輌の中。外装は白。

終点は同じだが、ひとつ手前の駅は、2つに分岐していることをしる。

ゆっくり歩いて40分程度に離れた駅のあいだに繁華街があり、電車は交互に停まるのだという。

こんご、通うことになる研究所( 学校か? ) は、その山側のほうの駅が近い。すると今後は15分ではなく30分に一本で考えないといけないと思う。

小柄だが健康的な女の子が、前の方の車輌で この電車は最寄りの駅には停まらない便だけれど、それくらい歩けば良いじゃない と突っかかるように陰になってみえないほかの人に言うのを聞いた瞬間、それだけの内容が伝わってきた。私もこの女の子同様、今日はこの電車に乗って駅間を歩いて研究所に向かおう、と。

喫茶店

正確にいえば、2階の喫茶店に向かうタイルの階段の下で、顔なじみの店主と話したシーン。

新メニューのスコーンの話をしたのは憶えている。

いまは金がないから行けないんだよ、と事実を明るく告げた。

この場所は近所の行きつけの喫茶店がモデルだが (顔なじみの店の人などいない) 今年の私の夢の街並みには、いろいろと架空の喫茶店が出てくる。

旧友

石畳の坂道に張り出したカフェのテラス席でくつろいでいる旧友と再会。

しばらく立ち話をする。

借金を申し込もうかと思ったが、言っても無駄なのは自明。借りではなくおごらせる発想はないので、同席せずに立ち去る。

この旧友は、実在のモデルそのまま。街のモデルは赤坂だが店は架空。

コンビニ

コンビニのアルバイトをしている友人と、店の表で立ち話。

正三角に並んだ穴をみながら、どこにのぼりを立てるのが風向きに対して効果的かという話をしたのは憶えている。

書道教室

和風の家屋が縁側を向けて並んだ路、どの家も何らかのお稽古ごとをしていて、中から子供たちの元気に遊ぶ雰囲気が伝わる。

1つの障子に、書道教室の講師アルバイト募集の貼り紙がしてある。

読んでしばらく考えるが、今まで二十代の意識でいたのが、いきなり実年齢四十一を思い出して無理だよな と諦める。

街並みのモデルは京都だが、さすがに縁側を向けて並んだ路などみたことがない。

マンション

自分は14歳。父親のスパイ活動の援護。

マンションの上階の部屋に潜入したのを、廊下が見える側の建物の下から待っている。

待っている場所は、えぐれるように地面よりも下側を通る路の真ん中。

  1. とくにひとけは見えないので、気軽に柔軟のつもりで反り返ったら、マンションの廊下にたくさんの女性の脚を見上げてしまい急いで姿勢を正す。
  2. 白い大きな、お多福のような、だがもっと生き生きと気味悪く笑う面をかぶった女性が坂を降りてきて通り過ぎ、路を上がらず暗いトンネルに消える。新発売のビールの広告かと納得する。
  3. 上階から父が落とした300ml アルミ缶のスポーツドリンク。受け取りそびれて地面にあたり、多少凹んだと思いながら開けて飲む。

場所のモデルは12歳まで住んでいたマンション。

サークル

大学、テニスかなにかのサークルに新入生として入った。まわりの樹木の緑を透かして、柔らかい日差しの落ちる屋外に、中学・高校のように机が並んでいる。

みなで昼食。横長な長方形の容器に入った丼を、きっちりと左側三分の一食べたところで、左側に立った女性の先輩から 少しちょうだい と言われて容器ごと渡す。

すると体格の良い男性の先輩が、机の上から茶を断りなく取って全部飲む。

なぜ取ったのかと訊くと、かっとなって という。

どういう意味かと訊くと、彼女はしばらく怪我で公式戦に出られないのに勿体ない という。

つながりを訊くと、お前が昼食をすべて彼女にあげたから、もう飲み物は要らないだろう という。

なるほど、そのつながりは私には理解できると思ったが。周りからの そりゃ悪いよ という声に応援され、激して彼を花壇に倒して胸に膝を当てる。

彼女に全部あげたつもりはなく、真ん中の三分の一を食べたら返してもらえるという説明をしながら体重を乗せているところで、目が醒めた。

解説

男性の先輩、これこそ典型的なシャドウですね。

目が醒めた瞬間、そうか。身勝手な判断で人に迷惑をかけて、説明が要領をえない側の人間の自覚で最近いたが、もともとこちらが怒ってしかるべき側、被害者になりやすいタチだったのだ。と思った。

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