2010-03-20

腑に落ちた

15日の並びを再掲

この日、私が読みたかったのは、左側 (にカードを展開した) 男が、右側の女との関わりにおいて原型に支配されていないか だった。その気配を感じなかったので良しとし、全体の雰囲気から、なんとなく納得していた。

展開をしたときから、じつは中央の札が 節制 ではなく Art に思えていた、なにか新しいものを創ろうとしている結びつきと捉えていたことは最初に記載しておく。(逆位置 = 順調ではないわけだが)

さて、右側の上下にそれぞれトランプ = 原型が出たことは気にかかっていた。右は原型に支配されて、左を個人として捉えていないのだろうかと。或いは、右は左を個人としてではなく = アニマ の投影として観ているだけなのだろうか。どちらも実感にそぐわない、と。

このブログで度々書いていることだが、再度書く。カードに顕れるとしたら、どんなにヒキが良くてもせいぜい占者の認識。未言語かもしれないが、直観かもしれないが、正しいとは限らない。ただ占者の普段の意識と違う考えを引き出す援けになるに過ぎない。少なくとも、札を引いた本人である私はそう考えている。

けっきょく、問題意識がきちんと捉え直せれば、(そしてヒキが正しければ) カードは読めるし、そうでなければ未言語の納得のままに終わってしまうのだね。今回、カードを引く契機になったのは、自分が影の存在、トリックスターとして認識されているのではないか。自分こそが影の側面に対応する友人であって、全人格に関わらせてもらえていないのかであった。

そう言語化できれば、答は目の前にある。(あくまで占者の認識で) 、CUPS 2 は 魔術師逆 = トリックスター を通して認識されている、それを危惧しているという意味だ。もちろん、実際にどうだかは解らない。検証不能。あくまでカードを引いた人間の観点だ。

逆に左の男は、手に入れたばかりの観点、まだ未熟(逆位置) な情感(CUPS/水) という側面を振りかざして (Jack/Page) 相手の見せてくれている精神性、を理解しようとしている。

人の心理、関係なぞ検証不能。また時を経れば変わるし、真実の姿・状態を認識することはできないだろう。あくまで占者がなにを危惧してカードを引いたかであり、結果としてこの並びは占者の不安、疑問、不安をみごとに映し出していた、といえる。

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