2010-03-30

月のきれいな夜に (Blue Moon)

1.

バスの中で、ふと引いた4枚のうちに [18:月] が出た。

ほかの3枚はだいたい認識に合致する。この [18:月] だけがわからなかった。不適切というのではない。今まで [18:月] がぴんとくるような状況に遭ったことがない = カードの意味そのものが掴みきれなかったのだ。

よく不安の意味とされる。前に引いて印象深かったのが、友人SE の手伝いで仕事をしようとしていたとき。二匹の犬が同じ目的にむかって、成功するかどうか不安がりながら向かっている と解釈しようとした。仕事は私がリタイアして、プロジェクトが成功したかどうかわからない。

トランプは心の危機や原型ではないかと考えだしたのはそのあと。年末に [19:太陽] の意味をさまざまに考え、そのあと実現してやっと [0:愚者] との違いが腑に落ちた。

[17:星] をなぜ たましい=アニマ とするのか。するとアニムスはどこにいるのか、と散歩のついでに考えていたのが昨日。これも考えに決着がついた。そのタイミングで出た [18:月] だ。

2.

いや、mixi で トランプ22枚で恋人のことを念頭にカードを引き、出たカードが[15:悪魔]逆でした。浮気されていますか , 浮気なら [18:月] じゃないの という問答を見かけたのも気になっていたんだな。

では他に 浮気 を示しそうなカードがあるだろうか。たしかに76枚、正逆両方の位置で思い当たるものがない。だが、これは私がカードに顕れるとしたら心の動き、現実は映さないと思っているせいだろうと結論づけた。

浮気って原因でもなければ、対人で問題でもないだろう。本人と相手の間にあって、浮気という現象が問題になるのは心変わり , 約束を破られる , 信頼ができなくなる であって、現象としてすでに別の異性と関係をもったかどうかなんて、大事なことじゃない。

そして、もちろんどれも [18:月] の象意とは思えない。

3.

水面に映る月、水より這い出る甲殻類。だいたいの結論が出たころに帰り着いた。

浮気 解釈がどれだけ伝統的なものなのか気になっていたので、いくつかの書籍やサイトを確認した。

日常生活のなかに、望みもしない (望んだことを意識していない) 未言語からの認識や欲望が影を差すと、まぁ不安ではあるよね。でもそれは次につながる契機。

たしかに恋愛に夢中の人について、本人についてカード引いて [18:月] が出たら、あなた、なにか疑いをもっていませんか と訊く価値はあるし、それは本人が薄々感じていたパートナの浮気かもしれない。結果としてはね。

私の仕事の話では、ふたりで要件定義ができたと思っていたが、見落としがあることを無自覚に感じて、引っかかって私が書類をかけなかった。まさに [18:月] が自分の状態を映していた。(そういえば、なぜあの時に限って 自分の心の状態がこう移行しかけている ではなく、現実の未来、進捗をみようとしたのだ ? だから読み違えたのだろう。)

おりしも、今月二回目の満月、いわゆるブルームーンだ。黄色い円盤が重くのしかかる、そんな夜だった。

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